10月20日夜に、北陸病院にて認知症かかりつけ医等研修の事例検討会を行いました。2回あるうちの1回目です。
いしかわ921在宅ネットワークでは、認知症事例検討会はいつも「見える事例検討会」方式です。マインドマップを使いながら、今困っている事例を、ライブで検討していきます。
今回の事例は、病院から退院した直後の事例。ファシリテーターの質問に、病院SWと在宅ケアマネジャー二人で答える形式で、事例をふくらませていき、多職種で検討しました。患者さんは心疾患があり、薬がまさしく命綱の方。介護者もまた認知症であるという、認認介護の中でどうやって薬や療養上の注意を守っていただくかが一番の焦点でした。
「これは難しいなあ」という感想が飛び交う中、前向きな意見が多く出されました。ファシリテーターの前田義樹先生(岡部病院)と道岸奈緒美SW(KKR北陸病院)が、最後はいくつかのアクションプランを提示して事例検討会を終了しました。
この事例検討会は徹頭徹尾、課題解決志向です。明日、行うべきプランを、1時間余りで導き出します。事例検討会には、援助者の成長を促すことを目的とするものもありますが、この事例検討会は全く違います。現場で汗を流して実践している人たちにぜひ、ご経験頂きたい検討会です。
次回の事例検討会は11月27日19時から、KKR北陸病院で行います。お申し込みの方、忘れずご参加ください。どうしても参加したい方は、事務局までお知らせください。まだ若干余裕があります。