研修会 能登半島地震被災地からのメッセージ~被災直後から現在、これからを考える~を開催しました!

今回の研修では、門前町大和医院の大和太郎先生、珠洲市健康福祉増進センターの三上豊子氏、輪島市日本財団在宅看護センター災害時緊急支援サテライト訪問看護ステーションリベルタ能登エリアマネージャーの中村悦子氏から、能登の現場での震災直後から現在とこれからについて話をして頂きました。
3名の方は、被災者であり支援者でもあり、その方々の話はこれまでニュースで知ることも出来ない内容であり、かつこれまで以上に被災者の方々の状況が分かるものでした。そして、3名の方々の話は心打たれる内容であり、自分自身何ができるかを再度考えることとなりました。
大和先生からの「被災後自衛隊が車で救急搬送等が出来ず、医師として無力さを感じた」との発言や、三上さんからは「真っ暗な中を歩いている心情であった」との発言、中村さんからの「親に避難するように伝えるも親は同意せず、泣きながら仕事場に戻った」との発言を聞き、被災者でありながら支援者であり、支援者でありながら被災者であるということが分かる生の声が聞けたことはとても良い研修になったと感じました。
そして、3名の方より能登再建を考えながらこれからを考えている発言が聞かれ、また能登出身の人が能登出身を後悔しないようにしたい、能登に戻って来られる場所を作ってあげたいとの思いを話され、「能登震災を忘れないでほしい」との発言が聞かれ、言葉にならない感情になり、少しでも支援できることはしていきたいと思いにもなりました。
そのような3名の方からは、いしかわ921在宅ネットワークのような関りがとても大切であり、能登でも作っていきたいとの発言も聞かれ、いしかわ921在宅ネットワークの関りの大切さと、意義を再確認することが出来た研修となりました。
お忙しい中話をして頂いた大和先生、三上さん、中村さんの3名の方に心から感謝したいと思います。

金沢赤十字病院 小西英大

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