認知症事例検討会を行いました

平成29年2月17日夜、平成28年度石川県認知症かかりつけ医等対応力向上研修会の事例検討会2回目を行いました。

毎年恒例になった事例検討会ですが、いしかわ921在宅ネットワークは恒例の「見える事例検討会」方式で行いました。参加者が48

名でしたので、2つの会場を使って現在進行中の2事例で検討会を行いました。

見える事例検討会は、参加者全員が発言をして検討を進める形式のため、30人以下で行います。少人数で、集中して検討をするのです。ホワイトボードいっぱいにマインドマップを描いて、情報を可視化し、「何が課題か」「どこの働きかけるか」を話し合います。

私が参加した事例検討会は、「認知症で、高度の糖尿病がある高齢者。受診や入浴を拒否して、毎日買い物でいろいろ購入したものを食べています。」という事例。「HbA1cは?」「10%を超えています」、「ご家族との関係は?」「元の仕事は何?」など参加者からの質問に答える形で、情報を集約し支援策を考えます。なかなか働きかけの糸口が見いだせなかったですが、講師のファシリテートでいくつかの「支援案」を提案することができました。

参加するたびに、多角的な視点からの検討による柔軟な発想に驚かされます。

いしかわ921在宅ネットワークでは、認知症かかりつけ医対応力向上研修以外でも、「見える事例検討会」を年に数回開催しております。

随時ご案内を致しますので、ご都合が合えばどうぞご参加ください。

今回は、金澤りくつなケアネットの洞庭賢一先生もご参加くださいました。